「聖女か悪女(真梨幸子)」☆イヤミス女王健在なり

 

真梨幸子さん、ホントイヤだ!w(褒めてる)

イヤミス(イヤな気持ちになる)女王なのに、なぜか全部読んでしまう。

これって心理学的に何なんだろうね?

怖いもの見たさ、人間の(自分の)嫌な部分見たくないけど見ちゃうみたいな?

毎回これでもかってくらい見せられてますね!

けどまた手に取ってしまうという。

これこそ、本書に出て来る「罪悪感」のなれの果てというやつなのかも。

 

毎度毎度イヤな気持ちになって、でも小説として面白くて、

ミステリとしてもちゃんと成立していて。

やっぱりいつも読まされてしまう。それが手腕っていうものなのか。

この「聖女と悪女」は、その中でも群を抜くぶっちぎりのイヤ度全開。

もうここまで来るとホントすごいわ(;'∀')

好感度とか捨ててるやろw。マジ尊敬。

読み終えて、ホントイヤだったーー!

怖ーー!気分悪ーー!!ヤな奴しかいない!w

けど、一気読みしたことはお伝えしておきます☆

 

イヤミス女王は真梨幸子で異議なしでよろしいかと。

次回も嫌々(嘘)お待ちしてます♪

 

【STORY】

これが、人生の罰ゲーム。葉山の別荘で結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。心理カウンセラーの麻乃紀和は、死んだ息子を陥れた珠里亜に復讐を果たすべく、彼女の身辺を調べ始める。そんな折、四谷の超高級マンションで発見された8体の惨殺死体。珠里亜の過去を追う紀和が辿り着いたのは、2002年に六本木のマンションで8人の子供たちが監禁された”モンキャット事件”だった。事件の鍵を握る人物として浮上したのは、”オザワ”という名の謎の女で――取材する記者は皆”消される”というモンキャット事件の真相とは!?マルキ・ド・サドの禁書『美徳の不幸』にオマージュを捧げ、現代に蘇らせた超絶イヤミス!!